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「幻夏」を読んでの感想

まえおき

GWに読んだ幻夏の感想です。

幻夏 (角川文庫)

幻夏 (角川文庫)

感想

現在、一人の女の子が誘拐された。過去に、一人の男の子が突然姿を消した。一つのマークを手がかりにつながる2つの事件の謎が解き明かされていく。さらに、事件の真相とともに複雑な人間関係と心情が紐解かれクリアになっていくノスタルジー型のミステリー小説。

冷静に考えると無理がある場面も存在するが、紙の上ではあまり気にならなかったです。とても日本的なミステリー作品で、人間関係が複雑に絡んだ本当の悪がはっきりしない作品です。事件の解決手法は、過去を懐古しながら事件の真相、犯人の動機を見出していく方法です。 この作品の読了後は、オレンジのぼんやりした光の中から、細い黒い糸を手繰って手繰って抜き切るような気持ちよさを感じることできました。

おすすめ

★★★☆☆

特にシリーズものでもないので単刊でサクッと読めておすすめです。